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真珠腫性中耳炎

真珠腫性中耳炎とは?

鼓膜の一部が内側の中耳腔(ちゅうじくう)に凹み、その部位に耳垢が溜まる病気を真珠種性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)と呼びます。
手術の際、中耳腔に溜まった耳垢のかたまりが「真珠」の様に見える事が病名の由来です。

原因

耳管(中耳と鼻の奥の換気をしている管)の機能が低下している事や乳突蜂巣(にゅうとつほうそう:中耳の周囲に存在する骨で、内部に空気を含んでいます)の発育が悪い事が関係していると考えられています。

症状

真珠腫性中耳炎は周囲の骨を破壊しながら増大する病気です。
中耳の中の構造物を破壊する事で、耳の痛み・難聴・めまいが出現します。
中耳には顔面神経も走行している為、真珠種が顔面神経にまで進展すると、顔面神経麻痺が出現します。

検査

鼓膜を観察すると、鼓膜の凹みや溜まった耳垢が確認出来ます。
病変の正確な進展範囲を検査する為にはCT検査が必要です。

治療

真珠腫を確実に除去する為には、手術治療が必要です。
鼓室形成術(こしつけいせいじゅつ)と呼ばれる手術を行い、真珠腫を摘出後に耳小骨(じしょうこつ:中耳に存在する、音を伝える為の小さな骨)の再建を行います。

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