甲状腺について
首の腫れが気になる、しこりが気になる、健康診断や人間ドックで甲状腺の腫れを指摘された・・等でお困りの点はないですか?
その気になる症状、甲状腺の病気が原因かもしれません。
甲状腺に病気がある方は500~700万人いると言われており、女性に多いのが特徴です。
当院では甲状腺腫瘍の治療経験が豊富な耳鼻咽喉科専門医が対応させていただきます。
甲状腺とは?
甲状腺は首の真ん中、のどぼとけの下にある臓器です。蝶が羽を広げた様な形をしています。
正常の場合には、外から触ってもわからない事が多いですが、甲状腺が腫れると外からも触る事ができます。
甲状腺は何をしているの?
甲状腺ホルモンを分泌する役割をしています。
このホルモンは新陳代謝を活発にする役割があり、身体の正常な活動の為にはなくてはならないホルモンです。
甲状腺の病気にはどんな種類がありますか?
甲状腺の機能が病的に亢進してしまう病気
代表的な病気としてバセドウ病があります。
甲状腺の機能が低下してしまう病気
代表的な病気として橋本病があります。
甲状腺に腫瘍ができる病気
良性の甲状腺腫瘍と悪性の甲状腺腫瘍があります。
甲状腺の病気になるとどんな症状がありますか?
下の項目にあてはまるものがあったら、検査を受ける事をお勧めします。
甲状腺機能亢進の症状(甲状腺ホルモンが多い時)
- 疲れやすさやだるさがある
- 汗が異常に多い
- 暑がりである
- 脈拍数が多く、動悸がする
- 手足がふるえる
- 甲状腺が腫れる
- 食欲が旺盛である
- イライラする
- かゆみがある
- 口が渇く
- 眠れない
- 微熱が続く
- 息切れがする
- 髪の毛が抜ける
- 排便の回数が増える
- 眼球が出てくる
甲状腺機能低下の症状(甲状腺ホルモンが少ない時)
- 疲れやすさやだるさがある
- 汗が少ない
- 寒がりである
- 脈拍数が少ない
- むくむ(顔、全身)
- 甲状腺が腫れる
- 体重が増える
- 気力がない
- 皮膚が乾燥する
- 声がかれる
- 眠たい
- 物忘れしやすい
- 動作が鈍い
- 髪の毛が抜ける
- 便秘
- 筋力が低下する
甲状腺の診察・検査は何をするのですか?
問診・診察
問診後、触診で甲状腺の腫れがないか確認させていただきます。
悪性甲状腺腫瘍の症例では、声帯を動かす役割をしている神経(反回神経)に腫瘍が浸潤する事で、声帯の動きが悪くなる事がありますので、声帯の動きを確認する目的で喉頭ファイバースコピー(のどを観察する為の内視鏡)検査を行います。
血液検査
甲状腺ホルモン、甲状腺に対する抗体を測定します。
甲状腺ホルモンの異常は、貧血・高コレステロール血症・肝機能障害に関係する場合がある為、一般の血液検査も行います。
超音波検査(エコー)
超音波検査は、首の腫瘍・甲状腺の大きさや腫瘍病変の有無や性状、首のリンパ節が腫れていないかを調べます。
所用時間は5~10分程度です。
院長より
良性・悪性の甲状腺腫瘍・副甲状腺腫瘍・バセドウ病等の甲状腺の病気に対して診療・手術を幅広く行なった経験を、当クリニックでも地域の皆様の為に役立てたいと考えております。
首に関する事でお悩みの際は、何でも相談して下さい!